疾患別紹介 – 脳神経外科の対

brain & Neurosurgical
Conditions

当科では、脳腫瘍・脳血管障害・機能的疾患・小児疾患など、
幅広い脳神経外科疾患に対応しています。
このページでは、代表的な病気の種類や症状、診断、治療について、
わかりやすく解説いたします。

当科の研究・発表実績
TOP-Brain-もやもや病(Moyamoya病)について

もやもや病(Moyamoya病)について

もやもや病とは
もやもや病は、脳の主要な血管(内頸動脈や中大脳動脈など)が徐々に細くなっていく病気です。血管が細くなると脳への血流が不足し、それを補うために新しい細い血管がたくさん作られます。この血管が脳血管造影検査で「もやもや煙のように見える」ことから、この名前がついています。
小児から成人まで幅広い年代で発症しますが、特に小児期と30〜40歳代の成人に多くみられます。

症状
年齢や進行具合によって症状は異なります。
・小児の場合
運動したときや泣いたときに手足が動かなくなる(脳虚血発作)
一過性のしびれや言葉が出にくい
けいれん
・成人の場合
脳出血(頭痛、吐き気、手足の麻痺、意識障害など)
一過性脳虚血発作や脳梗塞による運動障害、言語障害

診断
・MRI・MRA:血管の狭窄や、もやもやした側副血管を確認
・脳血管造影検査:診断の確定や病気の進行度の評価に有効
・SPECT(脳血流シンチ):脳の血流状態を調べる

治療
もやもや病は自然に治ることはなく、脳虚血や脳出血を予防するための外科的治療が行われます。
・血行再建術(バイパス手術)
頭皮や筋肉の血管を脳の血管につなぐ方法(直接バイパス術)
脳表に血管や組織を接着させて新しい血流路をつくる方法(間接バイパス術)
これらを組み合わせることもあります。
治療法の選択は、年齢・症状・病気の進行度を踏まえて検討します。

予後と生活上の注意
適切な手術を受けることで、発作や脳出血のリスクを大幅に減らすことができます。ただし再発や進行の可能性があるため、定期的な画像検査とフォローアップが必要です。
日常生活では、過度な運動・過換気(激しい泣き・息こらえ)・脱水などが誘因になることがあるため注意が必要です。

当科の取り組み
当科では、もやもや病に対して小児から成人まで幅広く対応し、豊富な手術経験をもとに最適な血行再建術を行っています。救急診療体制も整っており、発作や出血で急に症状が出た場合にも迅速に対応可能です。

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