疾患別紹介 – 脳神経外科の対
brain & Neurosurgical
Conditions
当科では、脳腫瘍・脳血管障害・機能的疾患・小児疾患など、
幅広い脳神経外科疾患に対応しています。
このページでは、代表的な病気の種類や症状、診断、治療について、
わかりやすく解説いたします。

三叉神経痛(さんさしんけいつう)について
三叉神経痛とは
三叉神経痛は、顔の感覚をつかさどる「三叉神経」に沿って突然強い痛みが走る病気です。 「電気が走るような」「鋭い針で刺されるような」激しい痛みが数秒~数十秒続き、顔を洗う・歯を磨く・食べる・風が当たるなど、日常のちょっとした刺激で誘発されるのが特徴です。
中高年に多くみられますが、若い方でも発症することがあります。
症状
・顔の片側に強い痛み(頬・顎・目の周囲など)
・電撃痛が繰り返し起こる
・発作の合間は痛みがない
痛みの部位は日によってほぼ一定
原因
最も多い原因は、脳の奥で三叉神経が血管に圧迫されることです。 まれに脳腫瘍や多発性硬化症が原因となることもあります。
診断
症状の特徴が診断の手がかりになります。
MRIで血管や腫瘍との関係を確認し、治療方針を決めます。
治療
三叉神経痛の治療は、症状の程度や原因に応じて段階的に行います。
・薬物治療
抗てんかん薬(カルバマゼピンなど)が第一選択で、多くの患者さんに効果があります。
・手術(微小血管減圧術, MVD)
脳の奥で神経を圧迫している血管を移動させ、圧迫を解除する手術です。根治が期待できる治療法です。
・ガンマナイフ(定位放射線治療)
脳を開けずに放射線で神経をピンポイントに照射する方法です。高齢の方や全身麻酔が難しい方に有効です。
神経ブロックやその他の手術 薬や手術が難しい場合に行うこともあります。
予後と経過
適切な治療により、多くの患者さんで痛みが軽快します。
ただし再発することもあるため、長期的な経過観察が必要です。
当科の取り組み
当科では、薬物治療だけでなく、微小血管減圧術・ガンマナイフ治療を症例に応じて組み合わせ、患者さんに最も適した治療を提供しています。
