疾患別紹介 – 脳神経外科の対

brain & Neurosurgical
Conditions

当科では、脳腫瘍・脳血管障害・機能的疾患・小児疾患など、
幅広い脳神経外科疾患に対応しています。
このページでは、代表的な病気の種類や症状、診断、治療について、
わかりやすく解説いたします。

当科の研究・発表実績
TOP-Brain-脳梗塞について

脳梗塞について

脳梗塞とは
脳梗塞は、脳の血管が詰まって血流が途絶え、その先の脳の組織が壊死してしまう病気です。脳卒中の一種で、日本では高齢者を中心に非常に多くみられる疾患です。
適切な治療が遅れると、命に関わったり、手足の麻痺や言語障害などの後遺症が残る可能性があります。

症状
脳梗塞は突然発症し、以下のような症状が代表的です。
・片側の手足や顔の麻痺・しびれ
・言葉が出にくい、理解しにくい(失語症)
・ろれつが回らない(構音障害)
・視野が欠ける、視力の低下
・めまい、ふらつき
・意識障害
突然起こることが特徴で、「おかしい」と思ったらすぐに救急搬送が必要です。

脳梗塞の病型
脳梗塞にはいくつかのタイプがあります。
・アテローム血栓性脳梗塞:動脈硬化によって頚動脈や脳の太い血管が狭くなり、血栓ができて詰まるタイプ。
・心原性脳塞栓症:心房細動など心臓でできた血栓が脳の血管に流れて詰まるタイプ。急激に重症化しやすい。
・ラクナ梗塞:脳の細い血管が詰まって小さな梗塞を起こすタイプ。比較的軽症なこともあるが、繰り返すと脳機能に影響。

緊急治療
脳梗塞は時間との闘いです。発症からの時間に応じて行える治療が決まっています。
・tPA静注療法 発症から 4.5時間以内であれば、tPA(血栓を溶かす薬)を点滴で投与し、閉塞した血管を再開通させることができます。
・急性期血栓回収療法(血管内治療) 脳の太い血管が詰まっている場合、カテーテルを血管内に挿入し、ステントや吸引器具で血栓を取り除く方法です。 発症から早ければ早いほど有効とされていますが、状況によっては24時間以内でも行われることがあります。

予防と再発防止
脳梗塞は再発しやすい病気です。再発予防には、
・抗血小板薬・抗凝固薬の内服
・高血圧・糖尿病・脂質異常症のコントロール
・禁煙・節酒、食生活の改善
・適度な運動と体重管理が重要です。

当科の取り組み
当科では、tPA静注療法と血栓回収療法の両方に24時間対応可能な体制を整えています。救急科や内科と連携し、発症直後から迅速に診断・治療を行い、後遺症を最小限に抑えることを目指しています。 また、リハビリ科や循環器内科とも協力し、急性期から再発予防・社会復帰まで切れ目のない診療を行っています。

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