疾患別紹介 – 脳神経外科の対
brain & Neurosurgical
Conditions
当科では、脳腫瘍・脳血管障害・機能的疾患・小児疾患など、
幅広い脳神経外科疾患に対応しています。
このページでは、代表的な病気の種類や症状、診断、治療について、
わかりやすく解説いたします。

頭蓋骨骨折(ずがいこつこっせつ)について
頭蓋骨骨折とは
頭蓋骨骨折は、交通事故や転倒・転落などの頭部外傷により、頭の骨(頭蓋骨)にヒビや割れ目が生じる状態です。
骨折そのものよりも、脳や血管、神経への影響が大きな問題になることが多く、慎重な診断と治療が必要です。
種類
・線状骨折:骨の段差がほとんどなく、多くは手術不要。
・陥没骨折:骨の一部が押し込まれる骨折。脳や神経を圧迫する可能性がある。
・開放性骨折:皮膚が切れて外界と交通する骨折。感染のリスクが高い。
症状
・局所の痛みや腫れ
・意識障害、吐き気、頭痛
・手足の麻痺、言語障害(合併する脳損傷による)
・出血や髄液漏(耳や鼻からの液体)
診断
CT検査が最も有用で、骨折の部位・程度・脳や血管への影響を確認します。
MRIで脳実質の損傷を詳しく評価することもあります。
治療
・保存的治療
線状骨折や、脳や神経に影響を及ぼしていない骨折は、手術せずに経過観察します。
・外科手術
陥没骨折の整復陥没した骨が脳を圧迫している場合、または整容面で明らかな変形がある場合には、手術で骨を整復し、必要に応じて人工骨やプレートで補強します。特に小児や若年者では、整容性・成長への影響を考慮して整復が推奨されることがあります。
開放性骨折感染予防のため、骨折部位を手術で洗浄・整復し、抗菌薬治療を併用します。
予後と経過
骨折そのものは治っても、合併する脳挫傷・血腫・神経障害が長期の後遺症につながることがあります。
定期的なCTや神経学的診察でフォローが必要です。
当科の取り組み
当科では、24時間体制で救急対応を行い、頭蓋骨骨折に伴う脳損傷や血腫の有無を迅速に診断しています。特に陥没骨折については、神経症状の有無や整容性の観点から整復の必要性を丁寧に判断し、患者さん・ご家族と相談のうえ最適な治療を行っています。
