脳血管センター

Cerebrovascular center

「患者さんにとって最良の結果をだす」
ことを最大の目標として、
毎日の診療を行っております。

脳血管センター
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脳卒中は多種多様な症状が出現し、その診断、治療も容易ではない。脳の血管が閉塞する脳梗塞、脳の血管が裂ける脳出血、脳動脈瘤が破裂するくも膜下出血、などが多く該当する(図1)。

図1

当院脳神経外科は歴史的に長く地域の拠点病院として機能してきたが、2017年4月1日脳血管センター開設に始まり、2020年に一次脳卒中センター(PSC)認定、2023年に一次脳卒中センターコア施設(PSCコア)として認定され、埼玉県川越比企地区約60万人のエリアをカバーする重要な拠点として診療しており(図2)、年間約600件以上の脳神経外科手術を行っている。地域医療への貢献、治療成績向上、他病院との患者搬送、連携を行う義務と責任がある。日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会、日本脳神経血管内治療学会の各学会の認定施設であり、専門医の育成、教育、技術の向上も併せて行い、脳神経外科医として高いレベルを目指し診療している。また脳神経内科と常に協力体制をとり、最先端の知識と経験のもと、診療している。

図2

特に近年は虚血性脳卒中に対する治療が盛んに行われ、rt-PA静注療法(intravenous recombinant tissue-plasminogen activator)と血管内治療:経皮的脳血栓回収療法(mechanical thrombectomy)の有効性が確立しており、この2つの治療法をできるだけ多くの患者に、できるだけ早く適用することにより、患者の転帰の向上と要介護者の低減を図ることが期待されている(図3)。

図3

また脳動脈瘤治療にも力を入れており、脳動脈瘤治療のスタンダードは開頭クリッピング術であり、長らくその治療方法が確立されてきた。現在は開頭せず身体に負担が少ない低侵襲治療として、脳血管内治療が近年急速に発展普及している(図4)。

図4

脳動脈瘤治療の大きな変革として、2015年に我が国で初めてFlow Diverter(以下「FD」)が導入され、それまで行われていた外科治療及び血管内治療では根治が困難な脳動脈瘤に対しFDを用いる血管内治療が本邦でも導入された。現在世界中でその臨床実績と研究が進行している(図5)。

図5

新たな脳動脈瘤治療 W-EB
W-EBとは脳動脈瘤内の空隙を埋めるように展開、留置することで動脈瘤内への血液流入を阻害し、瘤内の血栓化を促す。その治療原理はフローダイバーターと同様であり、単位面積あたりの金属被覆率はフローダイバーターより高く有効性、安全性は高い。
図6:右大型中大脳動脈瘤に対するW-EB留置術。留置後動脈瘤内の血流が停滞している。

図6

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